「あと10㎏やせたい」
「有名になりたい」
「お金持ちになりたい」
夢がふくらむと未来に希望がもてるし考えただけでワクワクしますよね。
自分の願望が夢を引き寄せるんだ!だから夢はでっかく!
そう思って目標を高く設定し、ゴールからやるべきことを逆算する。
プランを立て、カンペキ!
最初はすごくやる気なのでプランに沿って頑張ります。
でも計画どおりにいかなくなり、達成目標がずれていき、モチベーションがダウンしていく。
最初のやる気はどこへやら。泣
こんな経験はありませんか?私はしょっちゅうです。
その原因は目標の立て方にあるのかもしれません。
まっすぐ突き進むのも大切ですが、ここで一度立ち止まって一緒に考えてみませんか?
この記事はこんな人にオススメ
- 夢はあるのになかなか叶わず挫折しそうな人、または挫折した人
- 自分は何をやっても続かないと思っている人
- やる気がでない人
夢は叶わない?不幸になる目標の立て方とは
ハーバードビジネススクールの研究で、大きな成功や功績といったものにしか興味・関心を示さない人・小さなことをチマチマやっても意味がないと思ってしまう人よりも、小さい成果を上げ、少しずつでも前に進んでいると感じている人のほうが人生に対する満足度が22%も高かったという結果がでています。
大きな目標を掲げ、全力全身で突き進む姿はとてもカッコいいし、そんな自分にほれぼれします。笑
だけど・・・仕事や家事、育児、勉強など日々のやるべきことに追われ、目標達成のために時間を捻出したり努力するのはとても精神力や体力がいることです。
それができるならとっくに夢を叶えてますよね。泣
やる気が出ない日や体調がよくない日もあって毎日コンディションよく過ごせないのが人間というもの。(一部の超人を除いて)
高すぎる目標はそんな自分を差し置いて設定するため、だんだん最初に決めた目標と今の自分に乖離が生じてモチベーションが下がっていき、はては継続が難しくなって、「自分はやっぱり三日坊主だ」「夢なんて叶わない」と負のループに入ってしまうのではないでしょうか。
これでは今の自分がみじめに感じるし、幸せになるために努力していたはずなのになんだか不幸ですよね。
夢がいまの幸せを邪魔してる!?
夢をもつのは自由だし、生きる活力になります。
なりたい自分の姿を想像するのは楽しいですよね。
夢をもつのは悪いことじゃない。
問題は、高すぎる目標のせいで幸せへのハードルが上がり、今の自分に満足できず自尊心が低下すること。
たとえば、「10㎏やせたい」と思ってダイエットを決意。10㎏やせた姿こそが本当の自分で、今の自分ではダメだと思い込む。
または「お金持ちになりたい」と思い、お金持ちではない今の状態は幸せではない。もっと努力しなきゃと思う。
努力が実って目標達成できれば万々歳だけど、叶わなかった場合「目標達成できなかったダメな自分」だけが残ってしまいます。
今の自分を否定しながらゴールを目指すやり方はとてもリスクが高いです。
幸せになる目標の立て方
具体的に細かく目標を設定する
「10キロやせたい」
「お金持ちになりたい」
ふんわりと大きな夢を掲げて「いつか」を夢見ていてもその夢が叶う日は永遠に来ないでしょう。
夢が叶うかどうかは行動可能で具体的な設計図が描けているかどうかにかかっているといっても過言ではありません。
10キロやせるまでの、またはお金持ちになるための具体的な行動リストを作って実際に行動することが夢を叶える最初の一歩になります。
スモールステップを設定してハードルを下げる
いきなり大きな変化を望むのは失敗のもと。
脳の仕組み的にもうまくいきません。
脳は変化を恐れ、恒常的に過ごすようプログラムされています。
これは人間に備わった防衛本能です。
なのでいきなり生活をガラッと変えるとあの手この手で邪魔してきます。
やる気がなくなったり、体調を崩したり。
本能に逆らうのはかなりの労力が必要になります。
だから脳に気づかれないようにちょっとづつやるんです。
「アハ体験」のようにじわじわと、でも確実に変わっていくのがコツです。
さらに、ハードルを下げて小さく目標達成することで成功による快感、満足感を得ることができます。その結果、やる気ホルモンであるドーパミンが出てさらに行動したくなるという「黄金ルート」に突入。
これで着実に成功への階段を歩き始めています。
過度に自分に期待しない
大きな夢を目標に掲げると、ついテンションが上がり、達成目標に「理想の自分」を組み込んでしまいがちです。
「こうなったらいいな」という希望的観測で目標を立ててしまうと挫折の原因になります。
今のありのままの自分を受け入れ、そこからスタートする。
「今の自分軸でゴール設定する」ことが大切です。
そうすれば目標達成もしやすく、幸せや喜びを感じながら夢に近づいていくのではないでしょうか。
一つのことに固執しない
一番遠いゴール目標を達成できなかった時の代替案を考えておくと心の保険になります。
たとえば10キロやせることができなかったとしてもダイエットのために見直した食生活や運動習慣はムダにはなりません。
お金持ちになるために考えた方法やスキルで新しい仕事を始めたり、今の仕事に活かせるスキルが磨かれたりすることもあります。
スポーツ選手やアーティストになりたいと思って叶わなくても、そのスキルや能力、ノウハウを活かしインストラクターや先生として活躍できるかもしれない。
自分が思い描いた理想の自分にはなれなくても努力がどこで花開くかはわからないもの。やってみて気づくこともあります。
楽しみながらゲーム感覚でやってみる
結局、継続のコツは
「楽しみながら好きなことをやる。」
これに尽きると思います。
自分のやってることにゲーム性を取り入れ、それを一つ一つクリアしていく感覚で行動する。
そして好きな事を続けた結果、「いつの間にか夢が叶っていた」状態が一番いいですよね。
比べるのは過去の自分
目標を達成するために努力してるとき、他人はどうなのか気になってしまうのが人の性。
ついつい人の成果をSNSなどで見て一喜一憂してしまうことってありますよね。
それをやる気へと変換し、モチベーションアップにつなげられるのであれば問題ないですが、焦ったり不安になったり精神的に追い込まれてしまう場合がありますので、なるべく人と比べない環境作りをした方が心が穏やかでいられるのではないでしょうか。
自分に集中し、昨日の自分より一歩でも成長してる自分に目を向けることで安心感・満足感が得られ、結果的に目標達成へのモチベーションになります。
結論。ありのままの自分を受け入れ、自分にとっての成功を見つける!
夢を持つことは決して悪いことじゃない。
生きることにハリがでるし、プラスのエネルギーが湧いてくる。
だけどその夢のために今をないがしろにしないこと。
夢が叶わなかったからといって自分はダメなわけじゃないということ。
夢を叶えるためにこの2つはとても大切なことだと思います。
いまの自分に出来ることを少しずつ積み重ねていく。
そして目指す過程で得られた経験や知識は自分の宝物となります。さらにその経験を人とシェアすることで役に立てたら最高だと思いませんか?
夢という大きな単体では叶えることが難しく、遙か彼方にあるように感じられます。
だけど小さなブロックにし、ゴールを細かく設けることで達成感を味わう機会を増やすと幸せになれます。
この記事を読んで下さったあなたが小さな幸せとともに成長し、大きな夢をつかめますように。