こんにちは。こちらの記事をご覧くださってありがとうございます。
日本は幸いなことにほぼすべての人が教育を受けられる環境にあり、多くの人が勉強していると思います。そんな時ふと、
「勉強ってなんでしなくちゃいけないんだろう?」
と疑問に思ったことはありませんか。私も学生の頃にあります。「こんなことして将来何の役に立つの」と。
そんな方に本記事では、なぜ勉強するのか、勉強することで得られる効果などを紹介していきます。
この記事はこんな方にオススメ
- 勉強は無意味だと思っている方
- 勉強する意義や目的を見出せない方
- 「なぜ勉強するのか」をお子さんから問われた保護者の方
- 自分には夢があり、そちらの方を頑張りたいから勉強はする必要が無いと思っている方
3つの勉強をする意味
人生の選択肢を広げるため
将来、自分がやりたいと思った時すぐ行動できる
色々な職業が世の中にはありますが、資格や学校卒業が必須な職業も中にはあります。
自分が大人になったとき、「なりたい」と思った職業が現在の努力だけではどうにもならない場合もあります。
そのために準備しておく必要があり、それが「勉強をすること」につながります。
もちろん大人になってからも勉強することは可能です。
ですが、大人になってから勉強するということはよほどの信念と覚悟が必要です。
なぜなら勉強する環境に自然といられることはまれだからです。
大人になると仕事や家事、育児など日々の生活の中でやるべきことがどんどん増えていきます。
そんな忙しい毎日の中、自分のやりたい事のために努力できる人はなかなかいません。
学校や自宅で勉強に集中できるその環境こそが実は幸せで恵まれていることなのです。
夢が叶わなかった時のために選択肢を増やす
現在やりたいことや好きなことを見つけて努力をされている方の中には、
「自分は将来これで生計を立てるつもりだから勉強なんて必要ない。」と思っている方もいらっしゃると思います。
例えばスポーツ選手やピアニスト、なりたい職業が明確に決まっている方など。
ひとつの事に集中して取り組む姿勢はとても大切です。そんな時は失敗した時のことなど考えたくもないですよね。
ですが人生は「まさか」の連続です。
順風満帆に自分が思い描いた設計図を描ければ万々歳ですが思いがけない出来事が起こることも多々あります。
今までの努力が報われず夢なかばに破れた時、人は無力感を感じます。
「自分はダメな人間だ。」そう思い、何をするにも無気力になってしまいかねません。
挫折から投げやりになってしまわないように、他の道もあるということを選択肢に残しておいて欲しいのです。
ひとつの事を成し遂げられなかったからといってそこで人生終わりというわけではない。
それを頭の片隅に置いておきながらやるべきことに集中することが大切ではないかと思います。
知識という財産を得るため
知識はあって邪魔になるものではありません。それどころか自分を助けてくれるものです。
多くの人と交流したいと思った時、コミュニケーションを深める方法として雑談を交わしたりしますよね。
そのときが知識の出番です。
話題が豊富でどんな相手とも会話が続き、教養のある人の話はとても魅力的です。
話していて楽しい相手とはまた次も会いたくなるし、人間関係がスムーズになるなど、自分にとって有利な方向に働きやすくなります。
また、世界共通語である英語を勉強することによって多種多様な人たちとの交流や人脈を作ることも可能です。
知識は、これからの人脈作りに役立つ。そう思うとワクワクしてきませんか。
人生において成功とは、ひとつとは限りません。
色々なことを経験していく中で自分がやりたいと思ったこととは違うことをやりたくなったとします。そんな時すぐに軌道修正できるよう準備しておきます。
今までやってきたことをやめたからといって経験が無駄になるわけではありません。選択肢が増えただけです。
「できるけど選択しない」と「選択できない」には大きな差があります。
考え方・脳を鍛える訓練のため
勉強は知識を得られるだけではなく、考え方や脳を鍛える訓練にもなります。体を鍛えるためには筋トレをしますよね。
それは脳にもいえることで、脳トレになります。
特に大切だと思うものを4つ紹介します。
論理的思考力を鍛える
論理的思考力とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことです。
この力は社会にでるととても大切な力です。
「この人、結局なにがいいたいのかな・・・」というような人があなたの周りにもいませんか?
頭の中で情報が整理されず、話の組み立てを考えずに話すと結局いちばん伝えたいことが相手に伝わりません。
話に説得力を持たせるためには論理的に話すことが重要で、それができる人は社会で信用されます。
そのためには頭の中で論理的にまとめる力が必要で、数学や理科の思考系問題で鍛えることが出来ます。
表現力を鍛える
表現する力は、自分の強みをアピールしたり、自己主張する時に非常に役立ちます。
自分の気持ちを相手に上手に伝えられたり、自分の考えをアウトプットすることは人間関係を築くうえでも大きなメリットになります。
表現力のある人はとても魅力的で、自分の考えや価値観に共感してくれる人が周りに集まりやすく、結果的に幸せな人生を手にしやすくなると思います。
表現力は文章を書いたり、読書をすることなどで磨くことができます。
読書感想文や日記を書くなど、自分の気持ちを言語化する練習などがオススメです。
発想力を鍛える
発想力のある人は、自分でアイデアを思いついたり、違った視点で物事を考えることが出来ます。
物事を組み合わせて考える力だったり、仮説→検証を繰り返して成功に近づくための道筋を考えたりする力で、
数学や国語、理科の思考系問題などで鍛えることが出来ます。
自分でなにか事業を立ち上げたり、クリエイティブな仕事をしたい場合、非常に役立ちます。
また、発想力がある人は、話の中にたとえ話を挟み説明をわかりやすくするなど、人から納得を得られる話し方をすることが出来ます。
記憶力を鍛える
記憶力は、知識を自分のものとして定着させるために必要不可欠です。
英単語、漢字、元素記号、歴史の年表や人物名など、勉強をするうえで知っておかなければ次のステップに進めない単語や用語はたくさんあります。
インプットしたことを自分の中でうまくつなげて発想に転換することも可能です。
日常生活でも記憶力が役立つ場面はたくさんあります。
人と話をする時、話した内容や情報を覚えておく。
それを元に相手とうまくコミュニケーションを取ると人間関係がとてもスムーズになるうえに、好感をもたれる人になれるでしょう。
机にむかってやるだけが勉強じゃない
マンガやYouTubeなど色々なコンテンツを利用する
机に向かって参考書や問題を解くだけが勉強ではありません。
今はマンガや小説、YouTube、映画、アニメなど様々なコンテンツがあります。
楽しく勉強する。そして自分の興味のある分野から勉強する。
趣味や好きなことに関しては集中できるという人は多いと思います。
まずは好きを伸ばしていくことから始めてみましょう。
続けていくうちにきっとやりたい方向性や分野が見つかると思います。
脳の仕組み的にも勉強を楽しむことが成績アップにつながる
こんな経験はありませんか。
勉強はイヤだけど親に言われて仕方なくやったり、学校の課題など義務感で勉強する。
そして時間をかけたわりには成果を感じないなど。
常に勉強に対して前向きで、自分から積極的に前のめりで勉強することはなかなか難しいですよね。
ですが勉強をイヤイヤ仕方なくやる場合と、楽しんでやる場合とでは勉強の効果が段違いだという事実があります。
脳の仕組みをここで紹介します。
「楽しい」と、脳内物資である「ドーパミン」が出ます。
ドーパミンは幸福物質であり、集中力、モチベーション、学習能力を高める物質です。
一言でいうと「頭が良くなる物質」です。
「嫌々」やると、ストレスホルモン「コルチゾール」が出ます。
コルチゾールというのは、記憶力を低下させる物質です。嫌な出来事を忘れさせる物質、と考えるとわかりやすいでしょう。
コルチゾールの高値が続くと、海馬の容積が小さくなる(脳細胞が死ぬ)こともわかっています。
「アウトプット大全」/著:樺沢紫苑
同じ時間、同じ勉強をするのであれば楽しむことが重要だということがおわかりいただけると思います。
上記にあげたマンガやYouTubeなどのコンテンツを使用したり、自分なりに楽しめる工夫をしていくことが成績アップにつながると思います。
まとめ
いかがでしたか。
勉強することの目的意識を持ち、将来の自分自身のために楽しんで勉強することが大事だと本記事ではご紹介しました。
大人がいう「勉強しなさい」はあなたの将来を思って言っているのであって、各家庭や学校でやり方は違えど決してあなたを苦しめたいからではありません。
そして大人になって苦労するよりも、いま少しの努力で未来は大きく広がります。
一朝一夕に勉強習慣は身につきません。だからこそ日々の積み重ねが大事です。
自分の可能性を信じ、明るい未来のためにすこしだけ頑張ってみませんか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。