エッセイ

【夢を叶える】アフリカのことわざ「ゾウを食べるのなら一口ずつ」から学ぶ大きな目標を達成するたったひとつの方法

「出来た」という達成感の積み重ね=幸福

突然ですが質問です。

「ゾウを一頭、丸ごと食べる方法は?」

答えは・・・

「一口ずつ食べる。」

実はこれ、アフリカのことわざだそうです。

「ゾウを食べるのなら一口ずつ」

ゾウを食べる。今まで聞いたことないワードです。

大きな目標は少しずつ分けるという意味で、小さなことの積み重ねでいつか大きな事も成し遂げられる例えとしてあげられています。

さすがアフリカ!ものの例えのスケールがデカい。

人間の何倍もの大きさのゾウを食べるってかなり大変ですよね。

ゾウを目の前にしたとき、あまりの大きさに圧倒されてしまいます。

しかも丸ごとなんて・・・

切り方は?焼き方は?調理法は?切るための道具はどうする?何日分に分ける?

色々と試行錯誤しながらじゃなきゃ絶対にムリです。

イヤイヤ、あれこれ考えずにとりあえず食べればいいじゃんって?

例えば一日で食べようとはりきった場合。

せっかく目の前にあるゾウを「こんなに大きいもの、やっぱり一日でなんて食べられっこない!」と最初からさじを投げたり、途中まで食べておなかいっぱいで食べられなくなり残りを腐らせちゃったり、ムリして食べておなかを壊したりなんてしたら非常にもったいないです。

だからこそ保存方法を探したり食べ方を研究したり試行錯誤する必要があるんです。

とりあえず冷凍庫で保存しておけば後で好きなときにいつでも食べられるとか。

ほかにも塩漬けにしたり、天日干しにしたり、方法は色々あります。

違う調理法を試したり、焼き方を研究したり、日によっていろいろ楽しめたりもしちゃいます。

つまり、長期的なプランを立てることで短期では難しい目標も達成可能になる確率がかなり上がるんです。

短期間で大きいことを達成するにはとてつもない作業量、プレッシャー、ストレスに耐えうる強靱なメンタルと体が必要です。

それこそ寝る間も惜しみ、他のことを犠牲にし、フルパワーで取り組む覚悟でやって、結果が出ればいいです。

だけど結果が出なかった場合、払った代償は大きいものとなる可能性があります。

バーンアウト(燃え尽き症候群)になったり、挫折からの自信の喪失、人間関係の悪化、たとえば家族などを犠牲にした結果、修復不可能な溝が出来てしまったり、頑張りすぎて体やメンタルを壊してしまったり。

大きな目標を短期プランで達成しようとするのはかなりのハイリスクです。

短期プランの成功者はハイリスクな賭けに勝った勝者なんです。ハイリスクだからこそ、それ相当のリターンが返ってきている。

成功するためには本人の能力、考え方、人脈、運、時勢をつかむなどいろんな要素があると思います。

でもみんながみんなそうなれるわけじゃない。努力すれば必ず結果が約束されているわけじゃないですし。

じゃなければこの世は成功者だらけになってますよね。

短期プランの成功者は珍しいから目立つだけ。

誰だって早く成功をつかみたいものです。だから短期プランの道を選びがちです。

そしてハイリスクな賭けに勝った短期プランの成功者の言葉を聞き、「自分も!」と奮起する。

そうすると結果が思うようにでないと焦るし、思い描いた自分になれていないことで「自分はダメだな・・・」と落ち込んだり、最初から「今は夢を叶えるための環境じゃないから」と手も付けようとしなかったり、最悪あきらめてしまったり。

多くの人が大きい目標を達成できないのはこの短期プランによる思考回路によるところが原因の一つだと思います。

短期で達成するのが難しければ時間軸を延ばして長期プランにすればいい。ただそれだけの話です。

全力疾走の100メートルより長距離マラソンが得意な人だっています。

フルマラソンの42.195キロを全力で走ることは難しいですが自分のペースでならグッとハードルは下がります。

闇雲に走って挫折するよりも最期まで走り抜けられるようにペースを調整すればいい。

「ゾウを食べるのなら一口ずつ」

ここでまた登場しました。

一口ずつ自分の食べやすいように小さくすることで食べきるのは到底ムリだと思っていたゾウの巨体がなんてことなく感じられます。

小さくすることで大きさに圧倒されず取り組むことができます。

それが長期プランのいいところです。

期間が長ければ毎日の負担が少なくてすみ、続けやすいですよね。

ここでのポイントはめちゃくちゃ小さな目標を立てることです。

それを数多くこなしていくことで「できた」という達成感と自信がつきます。

コツコツと取り組んでいくことで「いつの間にか目標を達成できていた」なんてところに到達できるかもしれません。

さらに自分が思っていた以上の結果につながるかもしれないですし、長期プランには可能性が無限大にあります。

小さな「できた」をたくさん増やす。達成感をその都度感じることができれば毎日が幸せでいられるはずです。

「ゆっくり金持ちになりたい人はいないよ」

「ゆっくり金持ちになりたい人はいないよ。」

世界一の投資家であり、「投資の神様」とも言われるウォーレン・バフェット氏の言葉です。

これは目標に対することにもいえるのではないでしょうか。

「ゆっくり成功したい人はいない。」

誰もが早く結果を求めたがる。そりゃ早いにこしたことはないですよね。

だけど置かれている環境や自分の特性、体力の問題などで夢を叶えることにフルコミットできない人もいます。

生きることに精一杯でとにかく毎日が忙しい。目の前のやるべき事に追われて一日が終わっていくことなんてザラにある。

そんな人こそ「長期プランで夢を叶える」という思考がオススメです。

わたし、筆者つばめも絶賛子育て中のワーママで自分の時間を作ることが難しいです。加えて体力もなく、行動力がない臆病な性格です。

だからこそゆっくり焦らず腰を据えた長期プランでやっていく方法が合っていると思っています。

「自分にはどうせできない。」

「子どもがいるからチャレンジできない。」

「仕事が忙しくてそれどころではない。」

できない理由を探すのは簡単です。

だけど自分の能力や特性、環境のせいにしてやりたいことをあきらめたくない。

どうにかしてできる方法を探す。そしてわたしのたどり着いた結果が「ゾウを食べるのなら一口ずつ」ということです。

「自分ができることをできる範囲でやっていく」

やらなければゼロのままだけど、たとえカメの歩みでも、アリの一歩でも確実に前には進んでいます(笑)

自分にできることを見極め、小さくても挑戦していくことで有意義な人生にしていきたいですね!

  • この記事を書いた人

つばめ

生きづらさを抱える豆腐メンタルのアラフォー主婦。夫・わたし・小1長女の3人暮らし。「思い込みの力によって人は変われるのか?」実践中。自分育てと子育ての両立が目標。いま、ワクワクする夢中なことをゆる~く発信。

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