こんにちは。こちらの記事をご覧くださってありがとうございます。
情報取得において無料・有料いかんに関わらず、さまざまな媒体を自分で取捨選択できる現代。
いまはインターネット、YouTube、テレビ、ラジオ、SNSなど、紙媒体(新聞、本、雑誌など)以外から情報を得ることが主流になってきていますよね。
忙しい現代人にとって手軽にサクッと情報を入手できるにこしたことはない。そして自分の知りたいことだけ知っておけばいい。そう思っている方が大多数だと思います。
そんな現代社会において本の重要性というのは軽視されがちです。
または本をたくさん読む人のことを「自分とは価値観が違う。違う世界の住人だ。」などと思ったり。
「一ヶ月にだいたい何冊くらいの本を読むか」
・一ヶ月に1冊も本を読まない・・・47.3%
・1~2冊 ・・・37.6%
・3~4冊 ・・・ 8.6%
・5~6冊 ・・・3.2%
・7冊以上 ・・・3.2%
文化庁:平成30年度「国語に関する世論調査」
上記のデータからも1ヶ月にまったく読書をしない人が約半数近くいることがわかります。
時代に取り残された感のある読書ですが、わたしは替えのきかない媒体で、今後もずっと残り続けると思っています。
それではこれから読書をする意味を解説していきます。
この記事はこんな人にオススメ
- 読書は意味がないと思っている方
- 情報を得る以外の読書のメリットを知りたい方
- 様々な学習コンテンツがある中、なぜ読書なのか知りたい方
- お子さんに読書の大切さを伝えたい保護者の方
読書のメリット4つ
圧倒的なコストパフォーマンスの高さ
本を執筆されている方々は、その業界の第一人者や専門家、つまりその道の超一流の方が多いです。
そんな方々が自分の人生を捧げ、長い年月をかけ培った知識やノウハウをたった数千円で自分のものにできる。
あなたはお部屋でコーヒー片手にリラックスしながらその知識をすんなり手に入れるだけ。
血のにじむような努力をしなくても簡単に答えを探せます。
そして何冊も読んでいるうちに自分も専門家へとなっていきます。
何冊も本を読むと同じようなことが書かれていることに気づきます。
そこが重要部分であり、本質です。
成長したい、何かを極めたいと思ったら読書をして行動に移すのが最も簡単で最速なルートだと思います。
だってその道ですでに成功されている方のやり方、最適解がわかっているのだから。
あとは自分にどうアレンジして行動するかだけ。
超一流の専門家のうしろ盾をたった数千円で得られると思うと安いものですね。
ストレス解消になる
イギリスのサセックス大学の研究によると、「読書する人はしない人に比べてストレスが68%も低下する」という結果があります。
いろいろなストレス解消法がありますが、読書をするだけでストレス解消になるというのは驚きですね。
場所も手間もかからないし、日ごろの疲れを癒やすために読書に没頭する時間はとても貴重です。
めまぐるしく生きる私たちにとってなにかに没頭できる瞬間をもつことが大切で読書は簡単に自分の世界へと入ることができます。
そしてリフレッシュして明日への活力へとつなげていきましょう。
人間的魅力にあふれた人になれる
教養があり知識が豊富、または何かに秀でた特技や専門性をもつ人はとても魅力的です。
それは個性であり、自分の武器です。
また、本を読むことで人の考え方の多様性や感情の動きを知ることが出来ます。
自分の考えがすべてではない。そのことに気づくと他の人を気遣ったり、気持ちを推しはかり寄り添うことができます。
つまり気遣いの上手な人になれます。
気遣いが上手な人の周りには自然と人が寄ってきますし、モテます。
いろんな価値観や多様性を認められる度量の大きな人になれる可能性を読書は秘めています。
体系的に効率良く学べる
本には目次があり、その本に何が書かれているのかがすぐに分かります。自分でまとめる手間いらずです。
そして、ふかんして物事を見る訓練にもなります。
ぱっと目次を見てこれから学ぶことの要点をつかんでおくと頭に入りやすいです。
映像や音声学習とは異なり、要点だけを確認したいときやさっと復習したいときは本が最も効率良いと思います。
また、講演会やスクールなどのように実体験を交えて学べる場も大切ですが、ひとつのことを学ぶのに毎回おこなうのは時間も費用も手間もかかります。
本は自分の好きなときに学べるのでその点も優れていると言えます。
他の媒体だと一つ一つは詳しく学べますが手軽に知識を総合的にふかんして見るには本が最適です。
読書がもたらす効果5つ
文脈力
読書をする一番の効果と言ってもいいかもしれないくらいとても大切な力です。
多くのメディアに出演されていることでおなじみの齋藤孝先生が著書でおっしゃっているお言葉です。
「会話をしていて話が通じにくい人は、文脈力が弱いのです。
話の流れや意味をつかまえられていない。
こちらが言っていることを正しく理解できなかったり、聞いていることとは違う事を答えたりするんですね。」
「本当の『頭の良さ』ってなんだろう?」著者:齋藤孝
この言葉に尽きると思います。
人と会話をするうえでとても大切な力で、相手の意図を理解し、的確に話の筋を読んで返すことのできる人は社会でとても重宝され信用されます。
語彙力
今は一つの言葉でいろんな感情を表現することができます。
例えば「ヤバイ」という言葉には楽しい・おいしい・ピンチなどそのときの状況によって使う意味が異なります。
一緒にいる相手と感覚を共有するのも楽しいですが、あえて表現を変えて伝えることで語彙力を増やす練習にもなります。
言葉を自由自在に操り、自分の考えを表現することはとても楽しいことです。
また、あなたの周りにこんな人はいませんか?
雑談をしている時に「今の言葉ってどういう意味?」と話の腰を折ってくる人。
大勢で話をしているときであれば場がしらけるし、なにより言葉の意味を説明するということはとても難しいことです。
つまり、言葉の意味の説明を求めることは相手に労力をかけているということ。
自分で調べるか話の前後の流れから推測することがベストですがここでも文脈力が求められます。
会話の中で推測するのが難しいのはイメージの問題です。
例えば、「これは民主主義の根幹を揺るがす大きな事件だ。」という文章があり、「根幹」という言葉が分からなかった場合。
耳で聞いただけではイメージが難しいですが、活字であれば「根幹」という字をみて推測しやすいと思います。
語彙力を鍛えることは、社会で多くの人と話す時に恥をかかないためのたしなみともいえるでしょう。
思考力
情報を得るための選択肢の中で手軽さにおいてはインターネットが一番です。
しかし玉石混交な情報のなかでどの情報を選択するか、そしてウソか真か判断できる力が必要となってくるでしょう。
その判断材料となるものが今までに得た知識や経験となります。
それは読書をして活字と向き合うことによっても磨かれます。
自分のペースで読み進めていくうちにふと疑問が湧いてきたり、内容に対して自分なりの見解を深めたりができます。
また、本とじっくり対話をすることで深い思考力が磨かれ、自分の頭で考える習慣が身につきます。
さらに本から思考のパターンや型を学ぶこともできるので自分に応用すれば多角的な物の見方ができるようになります。
精神力
日常生活の中で悩みはつきものです。多くの問題に対応しているうちに自分ではどうするべきか分からなくなる時もあるでしょう。
そんな時、解決への道しるべとなってくれる存在が本です。
疲れ切った頭と心をほぐしてくれる。
特に古典と言われている本には問題解決のヒントがたくさんあります。
いつの時代も人が人である限り、問題の本質は変わらない。そのことを偉大な先人は教えてくれます。
偉業を成し、おおぜいの人々の心を救い支持されてきた人物の教えに触れることで最強のメンターを手に入れることができるでしょう。
想像力
仮想世界を楽しむ。これも本の良さの一つです。
最近は圧倒的な映像美の映画やゲームが多く、その世界へと簡単に没入することができます。
しかし人が創りだしたものである以上、すべての人が同じ感覚を共有するということは難しいかもしれません。
たとえば、小説やマンガの映画化・ドラマ化が決定し、キャストが発表されたとき、「イメージとちがう!」と思ったことはありませんか?
そのせいでストーリー自体を楽しめなかったり。
仮想世界を楽しむという点においても本は無限大です。
自分の中で想像を膨らまし、何倍にもストーリーを面白くでき、楽しむことができる。
さらに現実世界がつらいと感じているときであれば、想像の世界にどっぷり浸り心を癒やすことも。
また、想像力を育むことでインスピレーションやアイデアが湧いたり、「これをやってみよう!」と行動につなげることもできます。
読んだあとはアウトプットしよう
本を読んで何かを学んだあとはアウトプットすると自分の中に知識として定着しやすいです。
特に人に教えるということは自分の勉強にもなります。
本当に理解していないと説明することは難しいので理解度のチェックにもってこいです。
また、人に話す、SNSに投稿する、実際に自分で行動するなど読んだあとカタチにすることが読書をして知識を固めるのに大切なことだと思います。
それにアウトプットすることで自分の知識が誰かの役に立つかもしれないと思うととても幸せですね。
まとめ
いかがでしたか。
読書は、情報や知識を得る以外にも人間として大切な素養や土台を育ててくれます。
人間力を高めるといってもいいかもしれません。
本との出会いによって人格形成に多大な影響を及ぼす可能性も秘めています。
私は昔から本が大好きでした。
空想の世界は何より居心地良く、つらい現実や孤独を癒やしてくれました。
本にたくさんのことを教わり、心を癒やしてもらい、勇気や元気をもらってきた。
本は私にとって良き師であり、良き友です。これからも本とともに生きていき、支えてもらう。
そして、これからは恩返しとして本の良さを多くのかたにお伝えしていきたいと思っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。